広島大学病院 診療支援部
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始めに

医療機器やその技術は、目覚しい研究や進歩によってその構造や操作は高度かつ複雑になっています。例えば複雑化した人工心肺・人工透析・ペースメーカなど、とくに生命に直結する各種医療機器の操作は、もはや医師や看護師を始めとする医療スタッフが管理・操作する範疇を超えており、片手間に扱える機器ではありません。そこで我々、臨床工学技士は医学とテクノロジーの間を担い、その医療工学技術をもつ専門家として医療に安心・安全を提供し、医療機器の安全性の向上に努め、患者さんが安心して治療に専念できるよう研鑽な努力をしています。

理念・目標

①チーム一団となり、他職種と緊密に協調し医療を行います。

臨床工学技士の業務は多種多様にわたっており、各診療科の至る所が業務を行う場所となっています。そこでいろいろな職種の医療スタッフと接する機会が多く、緊密な連携を図り、適正な医療の確保に努めなければなりません。(臨床工学技士法第39条より)よって我々は患者さんに最善の医療を提供する為にも最もチーム医療を必須とするグループであると謳われています。

②高く・安全な技術レベルの人材を提供・育成します。

広大病院では緊急かつ重篤な患者さんの対応が多く、病院側からもこのような患者さんへの高い技術レベルでかつ安全な対応を求められます。さらに要求される業務提供は大変広範囲であり、責任も重大です。換言すると高度先進的医療のリサーチを目標とする病院ほど臨床工学技士の力量を必要とし、その能力を最大限に発揮できる場であります。これら高い技術レベルでかつ安全に推進する為に我々に課された責務は大きく、これに答えられるような人材の育成を考えています。

③研究活動や学会発表など新しい医療技術を提供します。

広大病院臨床工学技士部門では呼吸代謝グループ・循環器グループ・医療機器管理グループと専門性を導入し、その技術の向上を図っています。個々の技術の向上や優秀なアイデア・発案に対しては時間的余裕や環境を提供しサポートします。また、働きやすい効率のよい職場環境を整備し大胆な中にも慎重なバランスの良い医療技術を提供してゆきたいと念じています。

最後に

私たちは広く患者の皆様や医療スタッフの率直なご意見に耳を傾け、負託に応える臨床工学技士部門として一層の充実を図るため、努力を続けてまいりたいと考えています。また、各診療部門が連携、協力し合いながら、臨床工学部門が一丸となって、みなさま方の期待に応えるよう常日頃より心がけております。