高度救命救急センター/集中治療室/HCU業務

 

当院は、高度救命救急センター20床、集中治療室6床、ハイケアユニット10床で、補助循環業務・血液浄化業務・呼吸療法業務を担当しております。日勤帯は臨床工学技士1-2名、夜間は呼出し対応にて業務を行なっております。

補助循環業務では、経皮的心肺補助装置・大動脈内バルーンパンピング装置を、血液浄化業務では、急性期や術後の血液浄化療法として、血液透析を始め、血漿交換療法、持続的腎代替療法に対する診療支援を行なっております。呼吸療法業務では、呼吸サポートチーム(RST)によるラウンドに参加しております。また、重症呼吸不全に対する体外式膜型人工肺(ECMO)を用いた呼吸補助療法も行なっております。

透析内科:血液浄化療法室

当院血液浄化室は、ベッド数13床、多用途透析用監視装置12台、個人用多用途透析装置1台、多用途血液処理用装置2台を所有しており、臨床工学技士2〜3名で業務しております。血液透析の導入目的・手術目的に入院される透析治療中の方、自己免疫疾患などで血液浄化療法を受けられる方を対象に、HD・on-line HDF・血漿交換・二重濾過血漿交換・顆粒球除去療法・腹水濾過濃縮再静注法等の治療に対し、診療支援を行なっております。また、透析医学会が示した、「2016年版 透析液水質基準」に沿った水質管理を行なっており、透析用水・透析液共に基準を遵守しております。

 

高気圧酸素療法

高気圧酸素療法とは、私たちが住んでいる大気圧よりも高い圧力の中で、100%酸素を60分間以上吸入させる特殊な治療です。当院では、患者1名のみを収容する第1種装置1台を用い、酸素加圧方式にて1日3回(①8:45②10:30③15:00)治療を行なっています。治療を受ける方には、専用衣に着替えていただき、持ち物・衣料チェックをさせて頂きます。日本高気圧環境・潜水医学会の指針である「高気圧酸素治療の安全基準」を遵守し、日々の診療支援を行なっております。